2014年3月28日金曜日

【オンラインストレージのススメ】OneDrive、Office Onlineの実力

Microsoftが提供するオンラインストレージのOneDrive

・OneDrive

https://onedrive.live.com/about/ja-jp/





オンラインストレージといえば、DropBox、Googleドライブなど多くのものが出回っている。
すでにどれか一つは利用している人も多いのではないだろうか。

言うまでもないがオンラインストレージを利用すれば、
個人の写真、ドキュメント、ファイルをオンライン上で管理することができる。
それにより、ユーザーに大きなメリットがある。
・パソコンの容量を減らせる
・パソコンが壊れてもデータは維持できる
・インターネットが見れるデバイス(パソコン、タブレット、スマホ)で
 あればどこからでもデータにアクセスができる
・無料でオンラインストレージを利用できる(容量には制限あり)
 追加領域を有償で購入できる

◆オンラインストレージはコモディティ化しつつある
 先ほど紹介したユーザーメリットは、ほとんどのオンラインストレージ製品で
提供されており機能差がほとんどない状況である。
ユーザー心理としては、製品を意識せずとにかく複数のストレージを持って
データを管理しているというのが現状だろうか。

◆OneDriveでWord、Excel、PowerPointが無償で利用できる
 今回その中で、Microsoftが提供するOneDriveを紹介したい。
この製品の大きな特徴は、Office製品が無償で利用できる点だ。




通常、 Word、Excel、PowerPointなどのドキュメントを作成するには、
パソコン上のofficeを開き、作成する必要があり、仕事用のパソコンにはOfficeが必須である。
パソコンの購入価格には、このOffice製品のライセンス料が含まれているため
これまでは有償で利用してきたということだ。

 OneDriveを利用すれば、それが無料になる。
つまり、パソコンにOffice製品をインストールしなくても、
Webブラウザ上でドキュメントの閲覧、作成、編集ができる。

余談だが、ニュースにもなっているが
iPhone/Androidであれば、ブラウザ以外に
専用のアプリ「Microsoft Office Mobile」でOneDriveを利用することができる。
 
 ・Microsoft、AndroidおよびiPhone版「Office Mobile」を無料公開 編集も可能
 http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1403/28/news041.html

では、ブラウザでの具体的な操作イメージを見てみよう 

  1. OneDriveへログイン(https://onedrive.live.com/about/ja-jp/

  2. OneDriveにドキュメントを作成する



  3. OneDriveのドキュメントを編集、閲覧する



    Word


    Excel


    PowerPoint


◆Googleドライブに対抗した戦略!?
Goolgeドライブでも「Officeのドキュメント見れるじゃん」という人がいるかもしれない。
確かにGoogleドライブでもOfficeドキュメントの閲覧はできるが、編集はできない。
OfficeドキュメントをGoogleドライブ用のドキュメントに変換して編集することは可能だが、
多くのユーザーはOfficeドキュメントでやりとりするため、わざわざ変換することは
現実的ではない。

また、一部のスマホアプリで、Officeドキュメントの編集ができるものもあるが、
有償な上、OfficeメーカーであるMicrosoftが提供しているものはない。
メーカーでない誰かが作ったものを個人ならともかく、仕事で利用することは正直難しいだろう。
こういった点でもメーカーであるMicrosoftが提供したことは非常に大きな意味を持つ。

MicrosoftがOfficeを無償提供した要因として、
仕事でGmail、Googleドライブを利用している企業も多く
市場リーダーとしての戦略があったに違いない。


◆OneDriveの課題
ここまでOnDriveのメリットを唱ってきたが、課題もある。
一番大きなところは、Office機能に制約がある。
私が少し触ってみただけでも出てきた。実際はもっと有りそうだ。
    • 書式のコピーができない
    • Excel セルの結合ができない
    • Excel セルの値をスクロールして連続入力できない

個人的には、これらはよく利用するため、まだまだ使い物になるには時間がかかりそうだが、
今後のバージョンアップに期待したい。

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